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一日に家の中で何度も訪れる場所と言えば、やっぱりトイレですよね。一般的に、人がトイレを一日に使用する回数は、平均5~7回と言われています。
4人家族だとすると、トイレの使用回数はその4倍の20回以上になるでしょう。使用回数が多いからこそ、その分水まわりのトラブルも頻発に起きてしまう場所とも言えます。
トイレつまりと言ってもその症状にはいくつも種類があります。トイレから水が溢れる、水が完全に流れなくなってしまうなど・・・。
今回は、数あるトイレつまりの症状例から、「トイレつまりで水が少しずつ流れる」症状をピックアップして、その原因や対処方法について詳しく解説していきたいと思います。
トイレつまりは、予兆もなく急に起きることが多いです。そんな時、慌てずに自分で対処できるようになっておくと、いざという時も安心!
トイレつまりで少しずつ流れる症状が出た時は、そのまま放置せずにこれから解説する対処法を試してみてください。
トイレつまりでどうして少しずつ水が流れるの?
まずは、どうしてトイレつまりによって少しずつ水が流れるのかについて、詳しく解説していきたいと思います。
トイレの排水管や、トイレ本体で何かしらが完全につまったパターンだと、水は配管内で止まって流れが完全にストップしてしまいます。
ところが、トイレの排水管や本体に少しでも隙間があるような状態だと、そのわずかな隙間から水が流れますので、時間はかかります。
ただし、完全にトイレがつまることはありません。時間が経てばいつのまにか流れているからと言って、自然に解決できるとおもいますが、この考えも要注意。
そのまま使用し続けると、完全にトイレがつまることも多々ありますので注意や何かしらの対策が必要となります。
この、トイレの水が少しずつ流れる状態のとき、まず疑われるのは水に溶けない固形物を流してはいないか?ということです。
トイレの便器内に水に溶けない固形物を落とした可能性があるか
完全にトイレつまりが起きていない限りは、そのまま放置すると少しずつ流れるため全く使用できないというわけではありません。しかし、家族が多い方や使用頻度が高い状況のとき、不便で仕方がないでしょう。
トイレが完全につまるということは、たとえばコップにフタをし、ひっくり返しても全く水が一滴もこぼれない状態と同じです。ところが、このフタに少しでも隙間があると、ポタポタと少しずつ水が流れるでしょう。
トイレでも、まさに同じ現象が起きるのです。トイレつまりが発生してしまう要因はいくつもありますが、そのうち最も多く報告されているのがトイレットペーパーを一度に流しすぎることによるつまりです。
この場合、トイレを使用して流したところ、水がどんどん上がってくるので慌ててしまいますが、しばらく放置すれば水によってペーパーが徐々にほぐれ、自然と解消されることもあるでしょう。
ところが、流したものが固形物だと、当然排水管やトイレ本体にずっと留まってしまいます。
ペーパーのような水流で溶けていくものとは異なり、放置しても改善されませんので、固形物を落としたと思ったときは放っておかずに取り出す手段を探しましょう。
トイレの下水管につまりが生じているか
特に固形物や大量のトイレットペーパーを流したわけでもないのに、トイレでつまりの症状が現れたとき、もしかしたらトイレとつながる下水管でつまっているかもしれません。
下水管でつまりが発生している場合、その原因がトイレだけにあるわけでなく、キッチンやお風呂などで使用した生活排水の可能性も考えられます。
この場合、トイレ自体には不具合がない可能性も十分に考えられます。下水管関係でトイレがつまるとすると、それはトイレの排水先のパイプの中につまりが起きた場合です。
下水管のつまりが疑われるときは、屋外にある汚水管、もしくは排水マスと呼ばれるマンホールの中をチェックしましょう。
長い間管理していないと、トイレにつながるパイプが完全に塞がってしまい水が全く流れないか、少量のつまりであれば少しずつ水が流れるようなトイレつまりになるでしょう。
トイレつまりで水が少しずつ流れる場合のチェックポイント
トイレの水の流れがいつもと違うと感じた場合、まずそのまま放置して便器内の水の高さが全く変わらないか、それとも少しずつ水が流れる状態であるかをチェックすること!
このチェックによって、今後の対処法が変わってきます。トイレの排水管や本体に何かしらつまりの原因となる異物がある場合、トイレを使用後にレバーで水を流すと排水されずどんどん水の高さが上がってきます。
汚水が溢れるのではとヒヤっとする方も多いでしょう。しかし、チェックすべきポイントはその後の水の高さ。
水が溢れそうになっている状態がずっと続くのか、少しずつ流れて水の高さが下がっていくのか、そして、水が流れ切った状態のときに通常の状態よりも水の高さが低くなっていないかをチェックしてみましょう。
もしつまりの原因である異物が、水に溶けやすい紙類だとすると、時間が経てば少しずつ水が流れるでしょう。トイレのレバーを3回ほどに分けて、徐々にその紙類の塊をほぐすようにしてください。
3回目くらいになると、水が通常のように勢いよく流れるようになると思います。その後は普段通りにトイレを使用して大丈夫です。
水が少しずつ流れたとして、水の高さがいつもよりも低くなるようであれば、どこかで異物混入していると思われます。
ここで気を付けて欲しいのが、異物が水に溶けて流れるものだと思って、何度も水を流すこと。万が一水に溶けない固形物の場合、何度も流すことによってトイレつまりの症状が更に悪化する可能性が考えられるでしょう。
トイレでやってはいけないNG行動1 レバーの「小」のみ使用する
トイレでは、やってはいけないNG行動がいくつかあるので共有したいと思います。普段トイレを使用し、水を流すときレバーをどちらに回していますか?
トイレのレバーには、「大」と「小」がありますが、「小」の方が水が少なく節水になるというイメージがあると思います。
しかし、トイレには排泄物を流すために、適正な水の量が決められており、これを下回ると完全に流すことができず、結果つまりの原因となってしまうので要注意です。
万が一固形物を落としたというようなことがあっても、水でそれを奥へと流しこもうとはしないでください!
水の流れによって、どんどん奥へと固形物が流れると、除去しようにも届かない場所まで行ってしまう危険性がありますし、向きが変わって更につまりが悪化するかもしれません。
トイレでやってはいけないNG行動2 スッポン(ラバーカップ)使用
やってはいけないNG行動その2は、トイレつまりと言えば誰もが思い浮かべるであろうスッポン(ラバーカップ)を使用すること。
まさかと思うでしょうが、トイレつまりの状況によっては、このような道具の使用によってつまりが悪化することがあります。
もし、つまりを引き起こしている原因がトイレットペーパーなどの本来トイレに流しても問題のないものであると分かっている場合であれば、スッポンのような道具を使用してもOKです。
ただし、固形物(食材や食べ残し、おもちゃ、スマホなど)を流してしまった場合は、道具の使用をしてはいけません。
スッポン(ラバーカップ)はつまりの原因物質に圧力をかけることによって押し流してつまりを解消させる仕組みですが、固形物の場合だとただ奥へと押し込むだけです。
その結果、取り出すことも不可能になり、つまりを解消させるにはトイレを取り外す大がかりな作業が必要となってきます。
そうなると最早自分の力だけでは直せなくなってしまうこともあるため、道具を使って解消させるときには、トイレに何を流したのかはっきりさせてから使用するようにしてください。
トイレつまりで少しずつ流れる場合の修理方法
トイレの便器内の水が、つまっても少しずつ流れているようであれば、その原因はきっと水に溶けない固形物を流したことが原因と考えられます。
固形物を取り除くために、落とした時点で水を流さないようにしなければなりませんが、落としたことに気付かず流してしまうパターンもあります。
奥へと流されてしまった固形物の場合、どのようにして取り除けば良いかというと、大変ではありますが、一番確実なトイレを取り外す方法があります。
それは、トイレ本体を一度取り外して、排水管など奥に流れていった固形物を救出させる方法です。
今回は、お子様が誤っておもちゃを落として流したパターンを想定して、詳しく対処法を解説していきたいと思います。
トイレの便器をずらして固形異物を取り除く
トイレの水が少しずつ流れるのであれば、完全に使えなくなったわけじゃないので時間が経過すれば元に戻って再び使えるようになるでしょう。
この症状は、トイレの配管もしくはその先の排水管で固形物が留まっている場合によく見られます。いくら時間が経過すれば水の高さが下がっていくからと言っても、時には時間を空けずに使用したいこともあるでしょう。
そうなると、なかなか水の高さが下がらない状況はとても不便です。
そのまま放置しても良いことはありませんので、気付いたときはすぐに対処していきましょう。
トイレ本体を脱着(取り外す)
水に溶けない固形物を取り除くには、トイレ本体を脱着(取り外す)のが一番手っ取り早いです。トイレの床とトイレ本体をつなぐボルトを外せば、トイレ本体を取り外すことができます。トイレ本体は重たいので、落下させたり破損させないように慎重に行いましょう。
トイレ本体を取り外したら、「床フランジ」が設置されています。これはトイレと排水管をつなぐための大切な部品で、この床フランジに不具合があると接続がうまくいきません。
また、床フランジは黒のゴムパッキンでできているため、長年使用していると摩耗したり、亀裂が入ってしまうことがあり、水漏れのトラブルになることもあります。
この床フランジの中に、誤って流してしまった固形物があれば取り除きましょう。
トイレの排水管が見えたら固形物(おもちゃなど)を救出
固形物を取り除くときは、衛生面を考慮してゴム手袋などで養生してから行いましょう。お子さんがいるご家庭は、ちょっと目を離した隙にトイレにおもちゃを流してしまうことも多々あります。
今回はお風呂で使うアヒルのおもちゃを取り除くことに成功しました。その他、ボールペンやスマホ、小さなヘアピンなども、トイレつまりの原因となりますのでまずは落下物をそのまま流さないことが大切です。
また、水に溶ける物質であるならスッポンのような道具を使って解消することもできますが、固形物だと更に悪化させる原因になるので使用しないでください。
トイレを取り付け直してトイレつまりの解消
無事固形物のおもちゃを救出できたら、再びトイレを取り付け直しましょう。床フランジが劣化していないか、このタイミングでチェックしてください。
問題が無ければトイレ本体を真っすぐに設置して、ボルトでしっかりと固定します。設置完了したら、止水栓を開けてトイレタンクに水を貯め、レバーで流してみましょう。
この時、床からの水漏れもなく、スムーズに流れるようであれば、無事トイレつまりは解消されています。もし、この作業を行っても改善しないのであれば、排水管に問題があるかもしれません。
そうなると素人では作業が難しいので、専門の修理業者に相談してみましょう。
トイレつまりは自分で直せる!そのパターンとは?
トイレつまりの原因は、固形物を流す以外にもさまざまありますが、自分で直せるパターンもいくつかあります。自分で直せるかどうか、その見極めはトイレつまりの原因がはっきりしていることです。
この原因が分からないまま闇雲に行っても、状況は更に悪化するでしょう。先程は、トイレに固形物を流した時、少しずつ水が流れる場合の対処法をお伝えしました。
今度は、別のパターンで解消させる方法をお教えしていきたいと思います。
トイレつまりと言えばコレ!【スッポン(ラバーカップ)】
自分で直せるトイレつまりのパターンは、水に溶ける紙類のような物質を流した場合です。この場合、修理に便利なアイテムは「スッポン(ラバーカップ」です。
固形物を流したときは、絶対に使用してはいけませんが、トイレットペーパーであればこの道具で解決させることができるでしょう。
トイレットペーパーがつまるのは、その使用方法が関係してきます。ついついトイレットペーパーをクルクルと出して、大量に使用してはいませんか?もしくは、水に溶けやすい紙類を丸めて流してはいませんか?
トイレで使用する紙類は、他の紙製品に比べて水に溶けやすくできていますが、何事にも適切な量があります。何重にもなったトイレットペーパーを流しても水に溶け切れずどこかでつまってしまうのです。
この場合、トイレ内部に圧力をかける必要があるのですが、このとき役に立つのが「スッポン(ラバーカップ)」です。この道具を使えば、手を汚すことなく、トイレつまりを解消させることが可能なので、もしものときに常備しておくと良いでしょう。
使う方法は、ゴム部分を便器の排水口付近に隙間なく押し当てます。後はグッと押し込んで引き上げるという行動を数回繰り返しましょう。この時、勢いで汚水が飛び散らないように注意してください。
洋式トイレ用、和式トイレ用、その他排水管で使用できるサイズがそれぞれありますので、面積が広いトイレ用のスッポンを使いましょう。使用する前に、お湯や洗剤を流してしばらく放置しても効果アップです。
トイレつまりを1日放置したらどうなるか?
トイレがつまったものの、今すぐ作業する時間がない、なかなかすぐに来てくれる業者が見つからないなど、急なトイレつまりに困っても放置せざる負えないさまざまな事情があると思います。
水に溶ける物質が原因でつまった場合、数時間放置すれば自然と解消できることもありますが、それでも解消されず1日放置したらどうなるでしょうか?
トイレの嫌な臭いが発生する
当然のことながら、トイレを使用した後にトイレがつまるとそのまま汚物は流れないままです。よって、そのまま放置しているとだんだん嫌な臭いがトイレの空間に充満するでしょう。
その他、トイレつまりによってトイレの水の高さが下がると、封水という水でできたフタが役目を果たせず、下水管の臭いが逆流してくるパターンも考えられます。
嫌な臭いがするのは誰も望まないですよね。トイレ使用後につまってしまったら、すぐに対処してしていきましょう。トイレットペーパーが原因なら、お湯や洗剤を注ぐとより溶ける時間が早くなるのでお試しを。
最悪のパターン 【階下漏水】
トイレつまりを放置して、自分の家が臭くなるならまだマシでしょう。一番最悪なパターンは、トイレつまりを放置して【階下漏水】を引き起こしてしまうこと。
戸建てでもマンションでもアパートでも、トイレが1階と2階に設置されている家もありますし、マンションやアパートなどの集合住宅においては、赤の他人が下の階に住んでいます。
トイレつまりを放置すると、水が溢れたり排水管からの水漏れで階下漏水することもあることを念頭に置いてください。
マンションやアパートの階下漏水の場合、天井やその下にある家電や電化製品などの破損が考えられ、高額な修理費が請求されることも。
一歩間違えれば、アパート同士で近隣トラブルや訴訟問題に発展するかもしれないので、トイレつまりを発見したときは迅速に対処するようにしましょう。
少しずつ流れるトイレつまりが解消されない原因とは?
少しずつ流れるトイレつまりは、トイレを取り外したり、お湯や洗剤を注いだりしてと対処法はいろいろあります。しかし、それでも解消されない原因は何でしょうか?
トイレを取り外しても、運悪く排水管の奥、手の届かない場所まで固形物が流れていたり、マンションやアパートの集合住宅においては、排水マス自体がつまっている可能性もあります。こうなってしまったら、自分で何とかしようにもどうにもできません。
こういう事態のために、専門の修理業者が存在しているのです。高圧洗浄や、業務用の洗剤・薬品洗浄、専門の器具などを駆使して、プロの知識と技でトイレつまりを解消してくれるでしょう。
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