映画作家 大林宣彦さん 映画の森に分け入って、迷子になるのが不思議で、恐ろしくて、虜になるのが愉しい! そんな悦びが、この映画にはありますね。 その映画の至福の中で、辛く苦しく悲しい現実世界を見つめ、より深く考え、語り合うことができる。 それが芸術のジャーナリズムの魅力です。 ジブリプロデューサー 鈴木敏夫さん こんなに辛い映画を見たのは、本当に久しぶりのことでした。 精神科医 香山リカさん 命はひとりにひとつ、手放したら取り返しがつかない。 診察室で繰り返し語ってもなかなか伝わらないこの事実を、ここまで鋭く映像化したこの作品を、 多くの人に目をしっかり見開いて見てほしい。 編集者・『自殺』著者 末井 昭さん 自殺する人は、無になって生きることから解放されると思うのだろう。しかし無になれなかったら…。『赤々煉恋』は自殺しても無になれなかった少女の物語だ。 死ぬときも孤独、死んでからも孤独、残された人も孤独。 映画監督 是枝裕和さん 「見つめられること」「微笑まれること」。 他者のそんな眼差しがいかにかけがえのないものなのか、 主人公の樹里は、失って初めて気付く。 死者の目線で描き直されるパラレルワールドとしての日常。 これは、小中監督ならではの、生への優しさに溢れた物語である。 作家 高野和明さん 演技も演出も、見事なほど自然で瑞々しく、しかも繊細。 クライマックスでは、魂をぎゅっと掴まれるような本物の感動があります。 どの場面、どのカットにも、作り手の心がこめられた傑作。 映画監督 犬童一心さん 初々しい土屋太鳳。どこか確かめるような、拙く思わせる小中和哉監督の手つき。 相まって、切なさが溢れる。 ひとつひとつを大切にする映画づくりと 日々を大切に生きることの価値を知る主人公の姿が重なり胸を打つ。 作家・評論家 小中陽太郎さん 非存在の存在を表現するには、 スタッフ・出演者全員が浮遊霊と虫男に変身して異次元にワープしなければなるまい。 それを現代に生きるドキュメントにするには再度現世に帰還する 「自死遺族の会」や聖学院の教室だ。 ここに宇宙飛行士の見るという神の予感を感じたのはわたしだけではあるまい。 作家 月乃光司さん 死者から見る『生の世界』が斬新だ。生き続けていくことの大切さを教えられた。 文筆家 切通理作さん ハッピーエンドでなくても、見た後に爽やかな気持ちになれる。 映画『赤々煉恋』は小中和哉監督にしか作れない世界。 この映画を見た人が、いつか負の世界に向かって背中を押されそうになった時、 必ずや予防接種として効いてくるに違いない。 全国自死遺族連絡会 会長 田中幸子さん 自死した子どもは親を恨んでいるのでしょうか。 自死した魂は孤独なのでしょうか。 自死したら永遠にその時のままなのでしょうか。 そんな 問いかけ を感じました。 映画監督 金田 龍さん やはりやられた。 小中和哉の原点還りのファンタジーかと思いきや、いまを生きる彼の生命力に満ちた映画だ。 その強いメッセージ性は、いまを生きる僕たちに響く。 盟友の小中和哉にまたやられた。彼の勇気にいつも目を覚まされる。 映画監督 樋口尚文さん かつてかぐわしきジュブナイル映画から出発した小中和哉監督は、 今もなおティーンの心と驚くべきシンクロを続ける。 しかしそれは、ティーンの記憶を甘美な思い出にすりかえることではなく、 そのひりひりするような残酷さを生き直すということだ。 そのまなざしのもと、土屋太鳳が傷ましくも美しい。 聖学院大学全学教授 姜尚中さん 生は死者によって輝く。映画を観ながら、まるで魂が遊離し、 心が頭の上から自分の身体を見つめているような心身の乖離に気づいた。 心の重力がもどった時、止めどもなく涙があふれ、 愛する者の死を受け入れ、自らの生を受け入れる自分がいた。 聖学院理事長・院長・聖学院大学長 阿久戸光晴さん 自死は現代の深刻な社会問題です。一人の自死は家族や友に苦難の連鎖をもたらします。 本来人は誰もが周りの人々と共に幸せに生きたいと願っているのに、なぜ多くの人が? それは誰にも起きうることです。 人が閉じこめられる時、外から人をそそのかす「声」があります この声を消すほどに、私たちは温かく包む声を上げましょう。 説得ではなく、“You can live!”「あなたは生きることができる!」との声を。 『赤々煉恋』は静かに伝えます。
映画作家 大林宣彦さん
映画の森に分け入って、迷子になるのが不思議で、恐ろしくて、虜になるのが愉しい!
そんな悦びが、この映画にはありますね。
その映画の至福の中で、辛く苦しく悲しい現実世界を見つめ、より深く考え、語り合うことができる。
それが芸術のジャーナリズムの魅力です。
ジブリプロデューサー 鈴木敏夫さん
こんなに辛い映画を見たのは、本当に久しぶりのことでした。
精神科医 香山リカさん
命はひとりにひとつ、手放したら取り返しがつかない。
診察室で繰り返し語ってもなかなか伝わらないこの事実を、ここまで鋭く映像化したこの作品を、
多くの人に目をしっかり見開いて見てほしい。
編集者・『自殺』著者 末井 昭さん
自殺する人は、無になって生きることから解放されると思うのだろう。しかし無になれなかったら…。『赤々煉恋』は自殺しても無になれなかった少女の物語だ。
死ぬときも孤独、死んでからも孤独、残された人も孤独。
映画監督 是枝裕和さん
「見つめられること」「微笑まれること」。
他者のそんな眼差しがいかにかけがえのないものなのか、
主人公の樹里は、失って初めて気付く。
死者の目線で描き直されるパラレルワールドとしての日常。
これは、小中監督ならではの、生への優しさに溢れた物語である。
作家 高野和明さん
演技も演出も、見事なほど自然で瑞々しく、しかも繊細。
クライマックスでは、魂をぎゅっと掴まれるような本物の感動があります。
どの場面、どのカットにも、作り手の心がこめられた傑作。
映画監督 犬童一心さん
初々しい土屋太鳳。どこか確かめるような、拙く思わせる小中和哉監督の手つき。
相まって、切なさが溢れる。
ひとつひとつを大切にする映画づくりと
日々を大切に生きることの価値を知る主人公の姿が重なり胸を打つ。
作家・評論家 小中陽太郎さん
非存在の存在を表現するには、
スタッフ・出演者全員が浮遊霊と虫男に変身して異次元にワープしなければなるまい。
それを現代に生きるドキュメントにするには再度現世に帰還する
「自死遺族の会」や聖学院の教室だ。
ここに宇宙飛行士の見るという神の予感を感じたのはわたしだけではあるまい。
作家 月乃光司さん
死者から見る『生の世界』が斬新だ。生き続けていくことの大切さを教えられた。
文筆家 切通理作さん
ハッピーエンドでなくても、見た後に爽やかな気持ちになれる。
映画『赤々煉恋』は小中和哉監督にしか作れない世界。
この映画を見た人が、いつか負の世界に向かって背中を押されそうになった時、
必ずや予防接種として効いてくるに違いない。
全国自死遺族連絡会 会長 田中幸子さん
自死した子どもは親を恨んでいるのでしょうか。
自死した魂は孤独なのでしょうか。
自死したら永遠にその時のままなのでしょうか。
そんな 問いかけ を感じました。
映画監督 金田 龍さん
やはりやられた。
小中和哉の原点還りのファンタジーかと思いきや、いまを生きる彼の生命力に満ちた映画だ。
その強いメッセージ性は、いまを生きる僕たちに響く。
盟友の小中和哉にまたやられた。彼の勇気にいつも目を覚まされる。
映画監督 樋口尚文さん
かつてかぐわしきジュブナイル映画から出発した小中和哉監督は、
今もなおティーンの心と驚くべきシンクロを続ける。
しかしそれは、ティーンの記憶を甘美な思い出にすりかえることではなく、
そのひりひりするような残酷さを生き直すということだ。
そのまなざしのもと、土屋太鳳が傷ましくも美しい。
聖学院大学全学教授 姜尚中さん
生は死者によって輝く。映画を観ながら、まるで魂が遊離し、
心が頭の上から自分の身体を見つめているような心身の乖離に気づいた。
心の重力がもどった時、止めどもなく涙があふれ、
愛する者の死を受け入れ、自らの生を受け入れる自分がいた。
聖学院理事長・院長・聖学院大学長 阿久戸光晴さん
自死は現代の深刻な社会問題です。一人の自死は家族や友に苦難の連鎖をもたらします。
本来人は誰もが周りの人々と共に幸せに生きたいと願っているのに、なぜ多くの人が?
それは誰にも起きうることです。
人が閉じこめられる時、外から人をそそのかす「声」があります
この声を消すほどに、私たちは温かく包む声を上げましょう。
説得ではなく、“You can live!”「あなたは生きることができる!」との声を。
『赤々煉恋』は静かに伝えます。